たばこやの不思議
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◇ 初夏の風が気持ちいいです 第245
☆モバイルオフィスの作り方 ★ 2008/05/01(木)
Vol.0245
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□ たばこやの不思議
□ 山川草木悉皆成仏
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☆ たばこやの不思議
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ふだんあまりお休みのないマナベにとってゴールデンウィークは目もく
らむような楽しい1週間です。
◇ たばこやの不思議
本当にたまになのですが、マナベは日帰りの旅行をします。
今回は近江長浜の黒壁スクエアでガラス工芸を拝見し、その帰りに京
都で夕飯を食べて帰りました。
駅ではSLが走っているのも見ることが出来ました。
http://www.biwa.ne.jp/~hyo/nagahama/kurokabe/kuro-1.html
さて、以前から不思議に思っていたのですが、今回食事をした先斗町
の”たばこや”さんという料理屋さんのお名前について尋ねてみまし
た。
http://tabakoya.jp/
マナベの想像>
昔、先斗町で煙草屋さんを営んでいた人が”やっぱり先斗町は観光
客が多いな!どこにでもある煙草屋より地の利を活かして料理屋に
なろう・・・・”
だと思っていたのですが・・・
正しい名前の由来>
先代のご主人が鳥取のご出身だそうで、鳥取では休憩する=一服す
る=たばこする・・というのだそうです。
京都で料理人の修行をされた後、独立するときに”ちょっと一服で
きる気軽なお店”という意味で”たばこや”というお名前にされた
そうです。
村松 友視さんの”俵屋の不思議”ほどの不思議ではありませんが
お安くて、京都を120%楽しめる良いお店です。
http://www.amazon.co.jp/%E4%BF%B5%E5%B1%8B%E3%81%AE%E4%B8%8
D%E6%80%9D%E8%AD%B0-%E6%9D%91%E6%9D%BE-%E5%8F%8B%E8%A6%96/dp/4418995099
◇ おもしろいショットバー
さて、先斗町でお食事をいただいた後はジャズのライブもある”ハロ
ー・ドーリー”によってちょっとほろ酔い加減になって帰ることが多
いのですが、今回は目先を変えて”吉祥”というジャパニーズウイス
キーの専門店というお店に入りました。
ここがおもしろい!
お値段はごくふつうのショットバーなのですが、珍しいウィスキーが
たくさんあり、また珍しいカクテルも作ってくれて、珍しいバーテン
ダーがもてなしてくれます。
日によるようですが、私が行ったときは世間を知り尽くしたといった
風情の、しかし若いバーテンダーがあれこれとお酒を選んでくれまし
た。(実は彼はとびっきり若いのです。)
彼はとってもおもしろい人で、たばこやさんですでに日本酒を2合と
焼酎の湯割を2杯飲み、すっかり酔っぱらっているマナベの相手を快
くしながら、とてもおいしいカクテルを作り、醸造所から届いたばか
りという珍しいシングルモルトを勧めてくれるのです。
めったにないお休みをいつもより思い切り早起きして新快速で出かけた
小さな旅行でした。
駄犬が家で怒り狂って待っていることが分かっていましたので、渋々と
深夜の新快速で家路につきました。
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☆ 山川草木悉皆成仏
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別に近江や京都に日帰りの旅行をしたから・・・というわけではないの
ですが、ここしばらく私の心をとらえて放さない言葉です。
◇ 山川草木悉皆成仏(さんせん・そうもく・しっかい・じょうぶつ)
これは天台本学論と言い、伝教大師最澄和尚が比叡山で主張された教
えだそうです。
比叡山の天台宗は天台法華宗といったそうで、この言葉は法華教の中
にある教えだそうです。
後に日蓮和尚はさらにこの教えを突き詰めて法華宗(日蓮宗)をおこ
されたそうですが、比叡山に学んだ法然和尚や道元和尚、親鸞和尚た
ちもそれぞれ教えは違いながら、皆さんの原点にはこの考え方がある
そうです。
山川草木悉皆成仏とはすべての人はもちろん、木や草という植物も山
や川という生命のないものもすべて仏になれるという教えです。
これは私たちが知らないうちに体の中に持っている価値観と合致しま
す。
でなければ”もののけ姫”や”千と千尋の神隠し”にあれほど親しみ
が持てるものではありません。
私たちはたぶん仏教がやってくる前から、高い山にはきっと神様がお
られるだろうとか、深い森の中には言葉を話す大きな山犬やイノシシ
がいても不思議ではないとか、ダイダラボッチもいるかもしれないと
か、ごく自然に思っているようです。
でもたぶんお釈迦様はそんなことはおっしゃらなかったように思いま
す。
山川草木悉皆成仏とは日本人が自分たちの自然観に合う教えを膨大な
経典から探し出してとても喜んだときに出来た言葉のように思いま
す。
◇ 自然とは調和するもの
西洋人は、特にクリスチャンは自然とは克服すべきものと考えている
ようです。
でも太古の昔から日本では自然とは調和すべきものと考え、例えば人
の言葉を話す大きな山犬がいても、お互いに譲り合って暮らすべきだ
と信じていたようです。
人だけではなく、動物や植物、大自然に対してもとても平等意識の強
い日本の文化の根源を知ったような気がします。
(近頃、格差社会といわれますが、日本の格差は世界レベルでは誤差
のうちです。彼のゴルバチョフ氏が来日されたとき、”日本は戦後唯
一成功した社会主義国だ”と言われて以来の疑問が解けたような気が
します。共産主義者から見ても日本は社会主義国に見えるらしい・・
・)
◇ 最澄和尚は論争を続けた
この天台本学論”=人は誰でも仏になれる”という教えは従来の仏教
者からはとても強烈な批判があったそうです。
最澄和尚の人生はこの伝統仏教(例えば奈良の寺院)からの疑問と反
論に対する論争で終始したようですが、最終的にはこのとても日本的
な解釈が現代に生き残ったようです。
それまでの仏教では(というかオリジナルの教えでは)”人には仏に
なれる人もいるしそうでない人もいる=だから善行を積み、修行しな
さい”ということだったようです。
◇ もう一人のスーパースター
さて、最澄和尚と同時代の方で、親交もあったというもう一人のスー
パースターである空海和尚はこの点はどうだったのでしょうか?
最澄和尚と違って空海和尚の真言密教も奈良の仏教から見たらずいぶ
ん風変わりな教えのように思われるのですが、奈良の旧仏教は真言密
教に対しては好意的です。
この点は今後学ぶことにしましょう。
それにしても空海和尚の教えは日本人がこれも太古の昔から信じ、今
も密かに信じている”言霊”をとらえています。
このことはとても重要ですのでゆっくり考えてみたいと思います。
私は以前も話題にしたように、座禅を組む根気はなく、戒律を守る誠実
さもなく、そして何よりお経に書かれているというありがたい教えを心
から信じるという信心深さがありません。
しかし、深い山にはもしかしたら人の言葉をしゃべるイノシシはいるか
もしれないと思います。
自然と真理の前で敬虔でありたいと心から思いますし、科学が森羅万象
のすべてを説明できているとは思っていません。
とても縄文的な自然観を体の中に持っているようです。
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